プロフィール

清水 博子
4月5日生まれ
横浜生まれ横浜育ち/川崎市民

  • 2001年3月 幼稚園教諭2種・保育士資格取得
  • 横浜市・横須賀市の保育園にて保育士として勤務
  • 2007年2月 内閣府認証 特定非営利活動法人 ロイヤルセラピスト協会 ベビーマッサージセラピスト資格取得
  • 2010年4月 同協会 講師認定資格取得
  • 2010年9月 同協会 マザーリトミックセラピスト資格取得
  • 2011年2 月 同協会 ファーストサインセラピスト資格取得

各資格取得講座、各教室は川崎市中原区(東急東横線元住吉駅徒歩2分)のお教室、または出張にて行います。ご都合のよろしい日をお教えください。

<花菜(はなな)>
住所:川崎市中原区木月1-35-47
電話:044-411-0667
メールアドレス:hanana@art-p.com

ブログ:http://ameblo.jp/babyhanana/

昔会った五歳児

とってもやさしい子でした。
弱い子にやさしく、とてもいい目をするのでした。

体を動かすことが得意で、運動をするときにはとても目立ち、
クラスの子達は憧れの目で彼を見るのでした。

けれど家庭の事情もあってか
とても「キレ易い」子でした。
何かをきっかけに怒りすぎ、暴れだしては

我に返ったときに何も覚えていない、
と言うコトを繰り返していました。


私は、その子がいるクラスで保育をしました。

公園に行ったのです。


公園では、ブランコがあり、
広場があり、
滑り台がありました。

私はブランコに付き、危なくないように見守っていました。


そのクラスにはブランコの使用に対して「10数えたら交代する」という
ルールがありました。

誰が乗っていても、待っている子達と共に、10数えては交代していました。

彼がこっそり言いました。
「ゆっくりかぞえてよ」
私が答えました。
「それはずるっこじゃない」


それを認めてしまったら、先生としての私の立場として不平等を認めることになってしまいます。

クラス全員に平等であるべき、先生がよしとするべきではないと思いました。


彼は一度は引き、二度目に自分の順番が回ってきたときにまた言いました。
「おねがい。一回でいいからゆっくり数えてよ」

わたしは「内緒だよ」と言ってうなずきました。
なぜうなずいたのか、実はその理由は覚えていません。

そして、誰にも分かるように、とてもゆっくりと数えたのです。


彼は、3か4を私が数えたときに、自分からブランコをおりました。
普通に数えても10いかないくらいの時間でした。

表情は、とても満足していました。

そして「自分はたくさん乗ったからもういい」
と、言っていました。


彼を不平等に扱いました。


彼は満足しました。



他の子たちがどう反応したかというと、

「ぼくもゆっくりかぞえて」
「わたしもゆっくりかぞえて」

そして、10待たずに交代するのです

子どもは、時間じゃない何かに、自分をゆだねていると感じました。

子どもは、満足、を得ていました。



不平等によって。

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